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(´・ω・`)首相であります。
本来、所信表明では個人への意見はすべきではありませんが、あまりに典型的に思えましたのであえて取り上げたいと思います。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070531/11675
↑の方は、マクドナルド内の無線LAN端末のみを利用しようとして断られたことに対し、
「Yahoo!の無線LANサービスでは無線LANが使い放題と謳っているにも関わらず、マクドナルドでは利用できない。おかしいのではないか」
とおっしゃっております。
昨今、教育関係では「文章の行間が読めない子が増えている」という問題がございます。
行間とは、字面どおりの行と行の間ということではなく、文章には書かれていないが文面から容易に類推できる意図であります。
皆様、私はこの記事を読んで大変な危惧を抱きました。
上に挙げた方は子供ではない、それなりの年齢とおぼしき方ですがそれでも、「行間が読めない」ようなのであります。(´・ω・`)
マクドナルドとは一体なんなのか。対価をいただいて飲食を提供する店であります。
であるなら、マクドナルドでの無線LANサービスは当然のことながら、飲食をされる方へのサービスの一環であろうという風に考えるのが「行間を読む」ことであります。
この方も、無線LANのみの利用をマクドナルドに断られてそこまで考えられたようですか、にも関わらず今度はYahoo!の謳い文句がおかしいとYahoo!に苦情メールを送っています。
私は例に挙げた人や先ほど申し上げました問題からある事実を1つ、察することができます。
「行間が読めない」のではなく、「読まない」人間が増えているのではないか、と。
有名な逸話に、猫をレンジでチン、というのがあります。
アメリカのとある方が、濡れた猫を乾かそうとレンジに放り込んでチンしたら猫がものすごいことになって死にまして、「レンジに猫を入れてはいけないことを説明書に書いていないメーカーの責任だ」とレンジのメーカーを訴えた、というものです。
これは実は、アメリカの訴訟社会を皮肉った逸話で実際にあったことではないそうですが、まさに「行間を読まない」ことを皮肉った話であります。
昨今、普通に考えておかしな事件が後を絶ちません。
母親が赤ん坊をバイクのメットインに押し込んでパチンコ屋へいき赤ん坊を死なせた事件がございました。赤ん坊といえば、「こうのとりのゆりかご」という名称の赤ちゃんポストが設置され、初めての利用者は赤ちゃんではなく3歳の子を置いていきました。深夜に、初心者が運転する車を後ろから煽り、100km/hでのカーチェイスをしたあげく事故死させながらも「相手が悪い」と居直るドライバーもおりました。
日本国民の皆様。
私はここで、とある予言、戦慄の予言を行いたいと思います。
このままいけば近い将来我々は、「万引きをしません」「品物を勝手に移動させません」「立ち読みは1冊あたり3ページ以内でしかしません」等々の注意事項が連綿とつづられた誓約書にサインをしなければコンビニにすら足を踏み入れることができない社会で生活することになるでしょう。
否、それだけではなく、生まれた途端に「この世界はあなたに幸福を必ず保証するものではありません」という契約書にサインをしなければならない、母親が代理人となってサインをしなければならない社会となるでしょう。
なぜなら、みんな「行間を読まない」から。
つまり、文書に明記していない限り全ての問題の責任は他者にある、と考える人が増えるからです。(´・ω・`)
無線LANは飲食をする人のみへのサービスである、と明確にしていなかったマクドナルドはいくない。
一部の無線LANスポットではそのような制限がある、と明確にしていなかったYahoo!はいくない。
こうして文章にして並べるとおかしくなさそうでありますが、この行間には「マクドナルドへ入ったにも関わらず何も頼まない」という、一般常識としておかしな行動が潜んでおります。
マクドナルドは「無線LANのみのご利用はお断りします」と明示する必要があったのか。
敷衍すれば、「店内フロアへの脱糞はお断りします」と書いてなければ床に脱糞してもよいのか。
もっと極端に言えば「店舗への放火はお断りします」と書いてなければ放火してもよいのか。
放火は法で禁じられてるだろ、と思われた方にお聞きしたい、では「店内ではツメの切りカスをまき散らかさないでください」となければ、ツメを切り散らかしてもよいのか。
昨今、コンビニでは「店の前での飲食はご遠慮ください」という張り紙をしているところがございます。
店の前で食い散らかし後片付けをしない者に業を煮やしたがゆえの張り紙であると思いますが、このような張り紙を見るにつけ私は、「行間を読まない」者が増えていることを実感すると同時に、恐ろしい未来を想像してしまうのであります。
皆様、日本国民の皆様。
これは戦慄すべき現在なのであります。(´;ω;`)